dramatic irony

2001年6月11日
+藤崎竜先生の傑作短編集第二巻感想、本日のお題は表題作
「ドラマティック・アイロニー」。

dramatic irony:舞台などで、読者または観客が登場人物たちよりも
そのお話での出来事や環境をよく知っていることによって生まれる
面白み。劇的アイロニー。

シェイクスピアの作品によく見られるようです、喜劇悲劇関わらず。
また先生のおかげで一つ賢くなれました。(無知過ぎ)心底感謝。
+この作品、掲載時の先生のコメントも珍しく挑戦的だったそうで、
かなりの自信作だということでした。
「よおし、受けてたつってばよ!(そして惨敗を(満)喫するのだ!)」
と、某ICEMAN(マンキン)よろしく敗北覚悟で挑んだところ、
やはりというか案の定ボロ負けしました。
+読者も理解不能だったら劇的アイロニーになってないじゃ
ないですか。もしかしてそういう意味での「皮肉(アイロニー)」ですか。
+お話自体はすごくフジリューワールドでした。封神以前の読み切りの
ノリでしたね、独特というか濃いというか。ですが、この作品の方が
(封神)以前の読み切りよりも馴染みやすかったです。それは絵柄が
最近のものだったせいもあるとは思いますが。(ジンはやっぱり
雷震子に似ていると思うの)
+やはり気になるのが最後のコマ、というより建物です。
砂漠(?)の中にポツンと一つ建っている建物(と呼べるか
どうかも怪しい)。
あの場所自体が「ヤミ」に支配されてしまった誰かの心の中とか。
じゃあ主人公(セイでなく)は何者なのでしょう。
「無知」の化身とか。(無茶苦茶な)
+「MANGA機が壊れている」という伏線はどこにかかってくるの
でしょう。マシンの故障のためにMANGA世界が現実になってしまった、
というベタなオチとか。必然性がないので却下。
+書けば書くほど読み解けていないのがバレバレです。完敗。

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