わお。
2003年5月18日この日記いまだに生きてたんですね。
他のことについて検索していて思いがけず再会を果たしたのでちょっとセンチメンタルな気分です。
思わず過去の日記を振り返ってしまいました。
アホですね。
成長ってものを知りません。ページをめくれどめくれど文字の羅列にはひたすらに意味がなく。
人生結構無駄に生きていますが、堕落も超越すればギネスに載るんじゃないですかね?
とりあえず近状報告をするなれば
火の車です。
何がって余裕が。
基本的にカッコ悪い人間ですのでね。計画性なんてものはへその緒と一緒に干からびさしちまった。
他のことについて検索していて思いがけず再会を果たしたのでちょっとセンチメンタルな気分です。
思わず過去の日記を振り返ってしまいました。
アホですね。
成長ってものを知りません。ページをめくれどめくれど文字の羅列にはひたすらに意味がなく。
人生結構無駄に生きていますが、堕落も超越すればギネスに載るんじゃないですかね?
とりあえず近状報告をするなれば
火の車です。
何がって余裕が。
基本的にカッコ悪い人間ですのでね。計画性なんてものはへその緒と一緒に干からびさしちまった。
グレアム
2002年12月1日「はみだしっ子」が読みたいと思ったらたまらなくなりました。
過去に二回読み返しているのですが(そしてそのたびに
話の重さにくらくらになる)最後に読み返して以来
六年が経った今、急に読み返したくなりました。
それもこれもユーリのせ(強制終了)
確かに過去二回読んでいるのですが本当に話を
理解していたとは到底思えないのです。
何故って思い出すのが
グレアムペンギンと拷問されまくるアンジーのみ。
何かを取り違えていたとしか思えない当時の自分です。
しかし性根は変わっていないのか
そういえば当時から薄暗いグレアムのファンだった。
以来片目コンプレックス(思い当たりありすぎ)。
というわけで今一度あの漫画を読み返してみたいと思うのです。
別に歳誤魔化してませんから(笑顔で)。
過去に二回読み返しているのですが(そしてそのたびに
話の重さにくらくらになる)最後に読み返して以来
六年が経った今、急に読み返したくなりました。
それもこれもユーリのせ(強制終了)
確かに過去二回読んでいるのですが本当に話を
理解していたとは到底思えないのです。
何故って思い出すのが
グレアムペンギンと拷問されまくるアンジーのみ。
何かを取り違えていたとしか思えない当時の自分です。
しかし性根は変わっていないのか
そういえば当時から薄暗いグレアムのファンだった。
以来片目コンプレックス(思い当たりありすぎ)。
というわけで今一度あの漫画を読み返してみたいと思うのです。
別に歳誤魔化してませんから(笑顔で)。
しゃーんなろー!
2002年11月15日って最近聞かないなあ…とふと寂しくなってみただけだってばよ(←これは聞くのに)。
近報箇条書きです。
一、「フルバ」の透くんの良さが初めてわかった気がします。癒されるー!こんな子が傍にいたらいいのに、と切に思います。
二、美術のセンセに無理いってコピックもどきを借りて絵描きまくってます(絵描きのクラスじゃないのに!)。めさめさ楽しいです、快感。
三、NARUTO楽しいです。どうしよう孤独ナルト萌えです。あとサスケさんのあらゆる部分が素敵過ぎて人生のお手本にしたくなるくらいです。(いろんな意味で)
四、お友達のAちゃんのサイトでひっそりと合作作品を書かせて頂いております。久し振りの二次作品なので新鮮も新鮮です。楽しい!
近報箇条書きです。
一、「フルバ」の透くんの良さが初めてわかった気がします。癒されるー!こんな子が傍にいたらいいのに、と切に思います。
二、美術のセンセに無理いってコピックもどきを借りて絵描きまくってます(絵描きのクラスじゃないのに!)。めさめさ楽しいです、快感。
三、NARUTO楽しいです。どうしよう孤独ナルト萌えです。あとサスケさんのあらゆる部分が素敵過ぎて人生のお手本にしたくなるくらいです。(いろんな意味で)
四、お友達のAちゃんのサイトでひっそりと合作作品を書かせて頂いております。久し振りの二次作品なので新鮮も新鮮です。楽しい!
一週間
2002年11月14日月曜日の朝、登校中に靴紐が切れた。
まわりを見ても誰もいなかったので、靴を脱いで歩き続けた。
火曜日の昼、食あたりをおこした。
まわりを見ると気の毒そうな顔ばかりだったので、トイレに駆け込んだ。
水曜日の午後、友達との待ち合わせをすっぽかされた。
まわりを見ても知らない人ばかりだったので、家へ帰った。
木曜日の夕方、前日の友達と喧嘩をした。
まわりを見ても皆知らん顔をしていたので、その場を去った。
金曜日の朝、妙な噂を流されていた。
まわりを見ると皆が軽蔑するような目でわたしを見ているような気がしたので、そのまま家へ帰った。
土曜日の昼、布団から出なかった。
まわりには誰もいなかったので、また眠った。
土曜日の夜、ビルの屋上でこっそり泣いた。
まわりを見ると夜景が綺麗で、余計に涙が出た。
傷のない人間なんていないのに。
だから、助けたいと思った。
それが理由です。
カウンセラーを目指す女子高生対象のアンケートから(2001年)
まわりを見ても誰もいなかったので、靴を脱いで歩き続けた。
火曜日の昼、食あたりをおこした。
まわりを見ると気の毒そうな顔ばかりだったので、トイレに駆け込んだ。
水曜日の午後、友達との待ち合わせをすっぽかされた。
まわりを見ても知らない人ばかりだったので、家へ帰った。
木曜日の夕方、前日の友達と喧嘩をした。
まわりを見ても皆知らん顔をしていたので、その場を去った。
金曜日の朝、妙な噂を流されていた。
まわりを見ると皆が軽蔑するような目でわたしを見ているような気がしたので、そのまま家へ帰った。
土曜日の昼、布団から出なかった。
まわりには誰もいなかったので、また眠った。
土曜日の夜、ビルの屋上でこっそり泣いた。
まわりを見ると夜景が綺麗で、余計に涙が出た。
傷のない人間なんていないのに。
だから、助けたいと思った。
それが理由です。
カウンセラーを目指す女子高生対象のアンケートから(2001年)
レクチャ
2002年11月6日「一ヶ月ぶりの再会だね諸君!いかがお過ごしかな」
「うわ出た。遠いお空の彼方へ逝っちまったのではないかと甘い夢を見ていたよ」
「死ぬときはきみに遺書を書くさ。ユリスモール最後に」
「そんなどす黒い色してそうな心臓などいらぬわ」
「おまけに毛が生えている。移植するときは棘に気をつけたまえ、ちくちくちくちく周囲の臓物が傷むぞ」
「いやに生々しいな」
「生々しいと言えばきみ。アロアダイの話をご存知かね」
「またギリシャ神話か」
「アロアダイというのはポセイドンの双子の息子の通称でね。それぞれをオトスとエピアルテスという。美形の巨人だったのさ」
「はあ、美形の巨人」
「古代ギリシャ人はとかく美形が好きなのさ。猫も杓子も美形さ」
「誰だって美しいものが好きですよそんなの」
「その通り。人間は本能的に耽美が好きなのだ」
「いやそこまでは言っていない」
「本題に戻ろう。さてこの二人、とんだ破天荒野郎どもで、いろんな悪さをしてたんだな。天をも脅かすほどの暴れん坊将軍っぷりだった。さてそんなある日、やつらはいつものように悪戯を考えた」
「双子ってのはいつの時代も破天荒野郎なんですかね」
「なんとオトスが女神アルテミスに恋をした!まあ少なくとも、そう思い込んでいた」
「はあ」
「そこで二人は考えた。生涯処女を誓ったアルテミスだけれども、なんとか結婚まで漕ぎつけようと。まあこの騒動も、結局は二人のいつもの発作に過ぎなかったのだけれど。実際に二人が愛していたのは、お互いだけだったのだからね」
「なんだかなあ」
「さてさて、困ったのはアルテミスだ。ぶっちゃけた話、オトスの気持ちは彼女にとってかなり迷惑だった。だいたい二人のやり方は女神を冒涜している。そこで彼女は二人にぴったりの処罰を思いついた」
「いつも思うけど、神様って思ったよりシビアだよなあ」
「アルテミスは双子を森の中へと誘い込むと、一頭の白い雌鹿に姿を変え、オトスとエピアルテスの間を横切った。すっかりその美しさに心を奪われたご両人、仕留めようとやっきになって雌鹿を追った。二手に分かれて探し回り、やっと獲物を見つけた二人は、即弓を構えた。その向こうに愛する兄弟がいるなど、夢にも思わずに」
「こぶし振り回すのよしてください」
「二人は矢を射た。矢は雌鹿を通り抜け、その奥にいた兄弟の胸にざっくりと食い込んだ。双子は、兄弟の矢によって倒れた。人は言う、彼らは生涯唯一愛した者の手によって死んだのだ、と」
「はあそうですか」
「ここで怖い話が一つある」
「なんです」
「今回のこの話、脚色がゼロに等しいんだ」
沈黙。
「どういう意味?」
「本当に書いてあるんだ、『生涯唯一愛した者の手によって死んだのだ』だとか『実際に二人が愛していたのは、お互いだけだった』だとか。言ってみれば『書き抜き』したんだ、僕は」
沈黙。
「世界は広いな」
「だろう」
「住みやすい世の中になったな」
「だな」
「うわ出た。遠いお空の彼方へ逝っちまったのではないかと甘い夢を見ていたよ」
「死ぬときはきみに遺書を書くさ。ユリスモール最後に」
「そんなどす黒い色してそうな心臓などいらぬわ」
「おまけに毛が生えている。移植するときは棘に気をつけたまえ、ちくちくちくちく周囲の臓物が傷むぞ」
「いやに生々しいな」
「生々しいと言えばきみ。アロアダイの話をご存知かね」
「またギリシャ神話か」
「アロアダイというのはポセイドンの双子の息子の通称でね。それぞれをオトスとエピアルテスという。美形の巨人だったのさ」
「はあ、美形の巨人」
「古代ギリシャ人はとかく美形が好きなのさ。猫も杓子も美形さ」
「誰だって美しいものが好きですよそんなの」
「その通り。人間は本能的に耽美が好きなのだ」
「いやそこまでは言っていない」
「本題に戻ろう。さてこの二人、とんだ破天荒野郎どもで、いろんな悪さをしてたんだな。天をも脅かすほどの暴れん坊将軍っぷりだった。さてそんなある日、やつらはいつものように悪戯を考えた」
「双子ってのはいつの時代も破天荒野郎なんですかね」
「なんとオトスが女神アルテミスに恋をした!まあ少なくとも、そう思い込んでいた」
「はあ」
「そこで二人は考えた。生涯処女を誓ったアルテミスだけれども、なんとか結婚まで漕ぎつけようと。まあこの騒動も、結局は二人のいつもの発作に過ぎなかったのだけれど。実際に二人が愛していたのは、お互いだけだったのだからね」
「なんだかなあ」
「さてさて、困ったのはアルテミスだ。ぶっちゃけた話、オトスの気持ちは彼女にとってかなり迷惑だった。だいたい二人のやり方は女神を冒涜している。そこで彼女は二人にぴったりの処罰を思いついた」
「いつも思うけど、神様って思ったよりシビアだよなあ」
「アルテミスは双子を森の中へと誘い込むと、一頭の白い雌鹿に姿を変え、オトスとエピアルテスの間を横切った。すっかりその美しさに心を奪われたご両人、仕留めようとやっきになって雌鹿を追った。二手に分かれて探し回り、やっと獲物を見つけた二人は、即弓を構えた。その向こうに愛する兄弟がいるなど、夢にも思わずに」
「こぶし振り回すのよしてください」
「二人は矢を射た。矢は雌鹿を通り抜け、その奥にいた兄弟の胸にざっくりと食い込んだ。双子は、兄弟の矢によって倒れた。人は言う、彼らは生涯唯一愛した者の手によって死んだのだ、と」
「はあそうですか」
「ここで怖い話が一つある」
「なんです」
「今回のこの話、脚色がゼロに等しいんだ」
沈黙。
「どういう意味?」
「本当に書いてあるんだ、『生涯唯一愛した者の手によって死んだのだ』だとか『実際に二人が愛していたのは、お互いだけだった』だとか。言ってみれば『書き抜き』したんだ、僕は」
沈黙。
「世界は広いな」
「だろう」
「住みやすい世の中になったな」
「だな」
海のアリア
2002年10月1日久し振りに萩尾って(動詞。「萩尾望都を読む」の意。同系の言葉に「宮部る」があるが、これは「宮部みゆきを読む」の意)「海のアリア」を一気読みしました。「あぶない丘の家」系のライトタッチ・コメディーです。ジャンルはSFということにしておきます。サイエンス・ファンタジー。
アベルが自分の自我について焦るところが興味深かったです。結局結論は保留、ということになったのでしょうか。実際はアリアドの言い分が正しいのでしょうが、しかしその言い張ってる本人が自分のベリンモンを思いっきり「アベル」呼ばわりしているところを見ると説得力皆無というか。小難しいこと考えていそうで抜けていますね、アリアド。
自我のないところにアベルの記憶を植え付けたのなら、それはもうアベルであるような気がします。少なくともベリンモンはそう思っていて不都合はないだろうし(周囲が迷惑しても)。ベリンモンのアベルはきっとオリジナルのアベルが「装うのをやめた」姿なのでしょう。ベリンモンがアベルという人物を他人として意識した時にはまた話は変わってくるのでしょうが。
ところでニキはベリンモンを殺したら「殺人罪」だと言っていたような…では最初からベリンモンにはある程度の自我があるということですか?そう考えると、「人間を装って苦心する」ベリンモンの叫びにまだ納得がいきます。しかしそうなるとベリンモン自身の自我は何処へ…。
堂々巡りな上に永遠にベリンモンについて語れそうな感じなのでここらへんで一旦休止符を。深いです、ベリンモン。
萩尾望都の絵が好きです。「ポーの一族」的少女漫画な絵も大好きなのですが(というかエドガーの透明な凛々しさはあの絵柄でしか表現出来ないと思います)比較的最近の硬質な絵も好きです。綺麗過ぎです。特に目元(眉毛込み)が好き。大好きなのだけれど一生届かなさそうなので、見る専門なのです。
アベルが自分の自我について焦るところが興味深かったです。結局結論は保留、ということになったのでしょうか。実際はアリアドの言い分が正しいのでしょうが、しかしその言い張ってる本人が自分のベリンモンを思いっきり「アベル」呼ばわりしているところを見ると説得力皆無というか。小難しいこと考えていそうで抜けていますね、アリアド。
自我のないところにアベルの記憶を植え付けたのなら、それはもうアベルであるような気がします。少なくともベリンモンはそう思っていて不都合はないだろうし(周囲が迷惑しても)。ベリンモンのアベルはきっとオリジナルのアベルが「装うのをやめた」姿なのでしょう。ベリンモンがアベルという人物を他人として意識した時にはまた話は変わってくるのでしょうが。
ところでニキはベリンモンを殺したら「殺人罪」だと言っていたような…では最初からベリンモンにはある程度の自我があるということですか?そう考えると、「人間を装って苦心する」ベリンモンの叫びにまだ納得がいきます。しかしそうなるとベリンモン自身の自我は何処へ…。
堂々巡りな上に永遠にベリンモンについて語れそうな感じなのでここらへんで一旦休止符を。深いです、ベリンモン。
萩尾望都の絵が好きです。「ポーの一族」的少女漫画な絵も大好きなのですが(というかエドガーの透明な凛々しさはあの絵柄でしか表現出来ないと思います)比較的最近の硬質な絵も好きです。綺麗過ぎです。特に目元(眉毛込み)が好き。大好きなのだけれど一生届かなさそうなので、見る専門なのです。
失われた時間
2002年9月30日「私には失われた時間を取り戻す必要がある」
女はそう言い残して姿を消した。残された彼女の部屋は酷く荒廃していて、まるで家捜しを行った後のような有様だった。床に転がった雑誌、机の上にばら撒かれた辞書やCD。失踪を知って駆けつけた彼女の妹は、そこに重要な手掛かりが埋もれているのを発見した。黄色の、業務用のポストイットに記された、短い走り書き。
「ザイコナシ」
その横に、それだけきちんと重ねられた、二冊の古いハードカバーの本。妹はそれを目にし、全てを悟ったのだった。
「空白の時間を埋めるため、私は旅に出る」
妹はたった一人の姉を追い、ママチャリを漕ぐ!
新番組「ポーの一族によせて」第一話「幻の第三巻を探して三千里」土曜夜9時から放送!
何故何処にもないんでしょうかね?愛蔵版第三巻。
女はそう言い残して姿を消した。残された彼女の部屋は酷く荒廃していて、まるで家捜しを行った後のような有様だった。床に転がった雑誌、机の上にばら撒かれた辞書やCD。失踪を知って駆けつけた彼女の妹は、そこに重要な手掛かりが埋もれているのを発見した。黄色の、業務用のポストイットに記された、短い走り書き。
「ザイコナシ」
その横に、それだけきちんと重ねられた、二冊の古いハードカバーの本。妹はそれを目にし、全てを悟ったのだった。
「空白の時間を埋めるため、私は旅に出る」
妹はたった一人の姉を追い、ママチャリを漕ぐ!
新番組「ポーの一族によせて」第一話「幻の第三巻を探して三千里」土曜夜9時から放送!
何故何処にもないんでしょうかね?愛蔵版第三巻。
兆候
2002年9月29日M.ナイト・シャマラン監督「Sign」やっつけてきました。
相変わらずの演出、相変わらずの台詞回し、相変わらずの伏線、ということで相変わらずのシャマラン節でした。わかっているのにやっぱりまともに食らってしまう我々は根こそぎ元を取ったと思います。そして騒音(「わー」「ぎょえー」系の可愛げのない奇声)を起こして華麗に営業妨害。最低です。
そしてやっぱりラストには感動して素直に喜ぶのでした。その後三時間以上に渡り語りつくす始末。もう手に負えません。
ネタバレ防止のため内容は語りません。「Sixth Sense」には及ばないにしても(あれは不朽の名作です)やっぱりテイストが同じベクトルなので、あれが好きだった方はそれなりに楽しめるかと思います。個人的には神聖なテーマが凄く好きです。
相変わらずの演出、相変わらずの台詞回し、相変わらずの伏線、ということで相変わらずのシャマラン節でした。わかっているのにやっぱりまともに食らってしまう我々は根こそぎ元を取ったと思います。そして騒音(「わー」「ぎょえー」系の可愛げのない奇声)を起こして華麗に営業妨害。最低です。
そしてやっぱりラストには感動して素直に喜ぶのでした。その後三時間以上に渡り語りつくす始末。もう手に負えません。
ネタバレ防止のため内容は語りません。「Sixth Sense」には及ばないにしても(あれは不朽の名作です)やっぱりテイストが同じベクトルなので、あれが好きだった方はそれなりに楽しめるかと思います。個人的には神聖なテーマが凄く好きです。
ウィンドウズ
2002年9月28日メッセンジャーの絵文字。顔文字がどうにもいけ好かない(すみません)わたしとしては、可愛いイラストを代用できるので非常に重宝しています。
その中で以前から引っ掛かっていたものがひとつ。
得意げにウインクしている顔です。
悪戯っぽいその笑顔を見るたびに脳裏をよぎるデジャヴ。わたしは彼を知っている。
そんなある日のこと。というか、むしろ今日のこと。彼の少し吊り上った目尻に、わたしの脳細胞はようやく反応を示したのです。
ああ、そうだ。
日下万里くん(永遠の15歳)じゃないか。
長期間悩まされていたので解決して嬉しいです。
その中で以前から引っ掛かっていたものがひとつ。
得意げにウインクしている顔です。
悪戯っぽいその笑顔を見るたびに脳裏をよぎるデジャヴ。わたしは彼を知っている。
そんなある日のこと。というか、むしろ今日のこと。彼の少し吊り上った目尻に、わたしの脳細胞はようやく反応を示したのです。
ああ、そうだ。
日下万里くん(永遠の15歳)じゃないか。
長期間悩まされていたので解決して嬉しいです。
太古のネオジャンル
2002年9月27日「なあ」
「うわ、久方振りに出たね。死んだかと思ってた」
「ギリシャ神話ってエロいよね」
「言うに事欠いてそれかい」
「しかも同人的にエロいんだ。世界最古のキャラ萌え小説ではないかと疑ってしまうほどさ」
「なんでもかんでも自分の物差しで測るのよしなよ」
「例えばエロス。オーソドックスだけどこれが伊達じゃない」
「無視かい、最初から期待してないけど」
「神話じゃよくある話だけど、彼も時代と共に少しずつ変化してきているのだ。初期のエロスっていうのは、神々の中でもっとも美しいとまで謳われた真面目な美青年だったのさ。それが時代と共に変化して、今じゃすっかりお馴染みの悪戯小僧さ」
「キューピッドってやつね。で、それが何」
「まあ聞きなさいよ。キューピッドはよく目隠しをされて登場するね」
「ああ。弓矢構えて目隠しされてる真っ裸(まっぱ)の幼児の絵は確かに見たことある」
「あれは、『恋は盲目』を表現したものなのだ。さてここでお立会い。初期のエロスはそれはもう誠実な美青年として描かれている。愛のあるところにしか住めないくらいに」
「鮎みたいな奴だな」
「そんな『優男の代名詞』みたいな美青年が目隠しなんかさせられた日にゃ」
「ちょっと待て。時間にずれが生じているぞ」
「妄想の前にそんなものは無力なのだ。とにかくだ。そんな美青年が目隠しなんかさせられた日にゃ、ただの『受』でしかないと思わないか」
「この罰当たりめが。神への冒涜だ冒涜」
「ギリシャ神話の神々はこんなことではお怒りにならないのだ」
「もういいよ。それで、エロいってのはそれだけかい」
「わかってるじゃないか。そう、ここからが本番さ」
「早く帰って風呂入って寝たい」
「ギリシャ神話中もっとも興味深いとされる神がプロメテウスなのだ」
「天界の火泥棒でしょ」
「まあ簡潔に言えば。彼はゼウスたちオリンポスの神々より一世代前の神なのだ。タイタン神族に属する」
「じゃあ爺かい」
「愚か者め。神は不死身なのだ。このプロメテウスという男、その名は『先見』『先に考えること』を意味していた」
「唐突に本論に入りやがったな」
「ゼウスの命でプロメテウスと弟のエピメテウスが地球上の動物たちを造ったのだけれど、弟のミスで人間はとても無力な生き物になってしまった。これを哀れに思ったプロメテウスは、無茶をして天界から火をちょろまかしてきて、これを人間に与えたのだ。まさに救世主」
「ちょろまかすって、結局盗人じゃないか」
「さらに人間好きが高じて、プロメテウスは自慢の知恵を使ってゼウスを騙し、人間においしい肉をくれてやった」
「詐欺師じゃないか」
「プロメテウスのあまりの人間大好きっぷりに怒ったゼウスは、彼に罰を与えた。コーカサス山に彼を縛りつけ、来る日も来る日も肝臓を大鷲に食わせるという永遠の苦しみを与えたのだ、と。そこでだ」
「何ですか」
「ここでのゼウスの怒りの理由がなんとも言えないと思わないか。『恥をかかせた罰』ならまだしも、『人間大好きっぷりへの罰』ってどうよ。いろいろ深読みしちゃうわ」
「するなよ。するなってば」
「おまけにプロメテウスってのはゼウスの従兄なんですよ。それもなんだかなあ」
「何を露骨ににやにやしてんですか気色悪い」
「だいたい頭脳派っていうところが既にいけない。線が細そうでいけない」
「そうやって何もかも自分の思惑通りに事が運ぶと思うなよ」
「だいたい鎖で繋ぐってのもどうかと。つか、むしろそれこそがどうかとね。エロスの目隠しといい、ギリシャ人こそが現代の」
「もういいよ、わかったから出て行け」
「活動したいなあイオも織り交ぜて」
「出て行け」
面白そうだけど繁盛しなさそうだと思いました。
「うわ、久方振りに出たね。死んだかと思ってた」
「ギリシャ神話ってエロいよね」
「言うに事欠いてそれかい」
「しかも同人的にエロいんだ。世界最古のキャラ萌え小説ではないかと疑ってしまうほどさ」
「なんでもかんでも自分の物差しで測るのよしなよ」
「例えばエロス。オーソドックスだけどこれが伊達じゃない」
「無視かい、最初から期待してないけど」
「神話じゃよくある話だけど、彼も時代と共に少しずつ変化してきているのだ。初期のエロスっていうのは、神々の中でもっとも美しいとまで謳われた真面目な美青年だったのさ。それが時代と共に変化して、今じゃすっかりお馴染みの悪戯小僧さ」
「キューピッドってやつね。で、それが何」
「まあ聞きなさいよ。キューピッドはよく目隠しをされて登場するね」
「ああ。弓矢構えて目隠しされてる真っ裸(まっぱ)の幼児の絵は確かに見たことある」
「あれは、『恋は盲目』を表現したものなのだ。さてここでお立会い。初期のエロスはそれはもう誠実な美青年として描かれている。愛のあるところにしか住めないくらいに」
「鮎みたいな奴だな」
「そんな『優男の代名詞』みたいな美青年が目隠しなんかさせられた日にゃ」
「ちょっと待て。時間にずれが生じているぞ」
「妄想の前にそんなものは無力なのだ。とにかくだ。そんな美青年が目隠しなんかさせられた日にゃ、ただの『受』でしかないと思わないか」
「この罰当たりめが。神への冒涜だ冒涜」
「ギリシャ神話の神々はこんなことではお怒りにならないのだ」
「もういいよ。それで、エロいってのはそれだけかい」
「わかってるじゃないか。そう、ここからが本番さ」
「早く帰って風呂入って寝たい」
「ギリシャ神話中もっとも興味深いとされる神がプロメテウスなのだ」
「天界の火泥棒でしょ」
「まあ簡潔に言えば。彼はゼウスたちオリンポスの神々より一世代前の神なのだ。タイタン神族に属する」
「じゃあ爺かい」
「愚か者め。神は不死身なのだ。このプロメテウスという男、その名は『先見』『先に考えること』を意味していた」
「唐突に本論に入りやがったな」
「ゼウスの命でプロメテウスと弟のエピメテウスが地球上の動物たちを造ったのだけれど、弟のミスで人間はとても無力な生き物になってしまった。これを哀れに思ったプロメテウスは、無茶をして天界から火をちょろまかしてきて、これを人間に与えたのだ。まさに救世主」
「ちょろまかすって、結局盗人じゃないか」
「さらに人間好きが高じて、プロメテウスは自慢の知恵を使ってゼウスを騙し、人間においしい肉をくれてやった」
「詐欺師じゃないか」
「プロメテウスのあまりの人間大好きっぷりに怒ったゼウスは、彼に罰を与えた。コーカサス山に彼を縛りつけ、来る日も来る日も肝臓を大鷲に食わせるという永遠の苦しみを与えたのだ、と。そこでだ」
「何ですか」
「ここでのゼウスの怒りの理由がなんとも言えないと思わないか。『恥をかかせた罰』ならまだしも、『人間大好きっぷりへの罰』ってどうよ。いろいろ深読みしちゃうわ」
「するなよ。するなってば」
「おまけにプロメテウスってのはゼウスの従兄なんですよ。それもなんだかなあ」
「何を露骨ににやにやしてんですか気色悪い」
「だいたい頭脳派っていうところが既にいけない。線が細そうでいけない」
「そうやって何もかも自分の思惑通りに事が運ぶと思うなよ」
「だいたい鎖で繋ぐってのもどうかと。つか、むしろそれこそがどうかとね。エロスの目隠しといい、ギリシャ人こそが現代の」
「もういいよ、わかったから出て行け」
「活動したいなあイオも織り交ぜて」
「出て行け」
面白そうだけど繁盛しなさそうだと思いました。
復帰
2002年9月20日+復帰と書くつもりで伏犠と誤変換されないことにちょっとした寂しさを感じています。
+こんにちは、望月緋呂です。
+ネット落ちしていました。というのも、新しいPCを導入したのですね。長年の相棒ゲト子さんは二階のロフトへと追いやられ―――これからもオフライン専用機として酷使されます。彼女が壊れるときはまさに過労死です。
+さすが(ゲト子さんに比べると)最新型なので早いです。URLを打ち込んだ途端にジャンプします。なんというか、せっかちさんです。(「あたしンち」のお母さんのような)
+新しい相棒(スリム型)に早速字をくれてやろうかと思います。HPパビリオンの
パビ子さん。
ネーミングセンスが太公望並だとかお前は何処ぞの動く仏像かだとかいわないでください。というかこのネーミングセンスは元を辿れば藤竜先生のものですよ?(マク子さん。当時のわたしを襲ったセンセーショナルな名前(今も))
+すりかわった(生まれ変わったわけではないです)相棒と共に今後とも宜しくお願い致します。
+こんにちは、望月緋呂です。
+ネット落ちしていました。というのも、新しいPCを導入したのですね。長年の相棒ゲト子さんは二階のロフトへと追いやられ―――これからもオフライン専用機として酷使されます。彼女が壊れるときはまさに過労死です。
+さすが(ゲト子さんに比べると)最新型なので早いです。URLを打ち込んだ途端にジャンプします。なんというか、せっかちさんです。(「あたしンち」のお母さんのような)
+新しい相棒(スリム型)に早速字をくれてやろうかと思います。HPパビリオンの
パビ子さん。
ネーミングセンスが太公望並だとかお前は何処ぞの動く仏像かだとかいわないでください。というかこのネーミングセンスは元を辿れば藤竜先生のものですよ?(マク子さん。当時のわたしを襲ったセンセーショナルな名前(今も))
+すりかわった(生まれ変わったわけではないです)相棒と共に今後とも宜しくお願い致します。
来た道を戻る
2002年9月7日+たまたま傍に置かれていたマンキン20巻を斜め読みしていましたら、思わぬ伏兵に遭いました。
「一つ積んでは父のため、二つ積んでは母のため、三つ積んでは故郷の
地蔵の体のあやしさよ」
アンナさん目から印ビーム出す勢いです。
+今頃気付いたことに後悔しています。指摘するには旬が過ぎ去りすぎていることは重々承知なのですが、やはり突っ込まずにはいられません。
巻中もっともシリアスなシーンの一つでやらかしますか、コレを。
+そんな捨て身のネタを惜しみなく披露するマンキンという漫画が大好きです。
「一つ積んでは父のため、二つ積んでは母のため、三つ積んでは故郷の
地蔵の体のあやしさよ」
アンナさん目から印ビーム出す勢いです。
+今頃気付いたことに後悔しています。指摘するには旬が過ぎ去りすぎていることは重々承知なのですが、やはり突っ込まずにはいられません。
巻中もっともシリアスなシーンの一つでやらかしますか、コレを。
+そんな捨て身のネタを惜しみなく披露するマンキンという漫画が大好きです。
リベンジ
2002年9月5日+昨夜午後7時頃、O州H市在住の望月緋呂さん(16)が、長時間費やして書き上げた日記の原稿をいざ送信しようとしたところ、たちどころに同氏のPCがフリーズするという事件がありました。当局では「そろそろ潮時でしょう」との方針で、渋る同氏にPCの買い替えを説得しているとのことです。(九月四日付け朝○新聞より抜粋)
+先日(無許可で)ネタにしたK教諭ですが、高まる期待に応えるかのように早速やらかして下さいました。
「というわけで、これが僕の成績の付け方なので、文句は言わないで下さいね。あ、因みに僕の授業は如何なる事情があろうとも遅刻は許さないので、そのつもりでね。無断欠席ってことになっちゃうから。特にC評価以下の人は気をつけてね。それってことはつまり、海抜0m以下ってことだからねー」
海抜=sea level=C level
ハハハ、という乾いた笑いが寒々しく教室内を支配する中、唯一K教諭のみが満足げに映画「2001年宇宙の旅」のビデオをVCRにセットしていました(つまり言い逃げ)。
+物腰の柔らかいくせに厳しいことをさらりという彼は相当な曲者であるようです(駄洒落も然り)。
+先日(無許可で)ネタにしたK教諭ですが、高まる期待に応えるかのように早速やらかして下さいました。
「というわけで、これが僕の成績の付け方なので、文句は言わないで下さいね。あ、因みに僕の授業は如何なる事情があろうとも遅刻は許さないので、そのつもりでね。無断欠席ってことになっちゃうから。特にC評価以下の人は気をつけてね。それってことはつまり、海抜0m以下ってことだからねー」
海抜=sea level=C level
ハハハ、という乾いた笑いが寒々しく教室内を支配する中、唯一K教諭のみが満足げに映画「2001年宇宙の旅」のビデオをVCRにセットしていました(つまり言い逃げ)。
+物腰の柔らかいくせに厳しいことをさらりという彼は相当な曲者であるようです(駄洒落も然り)。
ゲームオーバー
2002年8月29日+新学期初日でした。始業式も終業式もあったもんじゃないのでかような世にも珍妙な呼び方をする他ありません。
+高校も三年目になると新鮮味というものが欠片もありませんね。新しい出会いを求めようにも何処を見ても見知った顔ばかり。しかも初日なので皆揃いも揃ってナルコレプシー患っているかのような顔付きです。
+穴埋めの英語の授業に「神話学」を選択したところ、なんだか妙な教師に当ってしまいました。この人が今年のネタの宝庫らしいです。
「変わった苗字だねえ。何処の国?」
「ロシアです」
「そう。ところできみは共産主義者かね?」
洒落だととられなかったらどうするつもりだったのやら。
「はい、というわけで神話学ですが。ええと、これにはとにかく性と暴力ばっかりでばってますので―――だいたい主要キャラのゼウスが浮気大好きと来てますのでね―――そういうのが嫌いな人は、まあ教室から出るなりなんなりと」
そういうこと高校生にいったら誰も出て行かないこと知っているくせに。R指定の授業らしいです。
+次にどんな破天荒なことを言い出すのか楽しみです。
+高校も三年目になると新鮮味というものが欠片もありませんね。新しい出会いを求めようにも何処を見ても見知った顔ばかり。しかも初日なので皆揃いも揃ってナルコレプシー患っているかのような顔付きです。
+穴埋めの英語の授業に「神話学」を選択したところ、なんだか妙な教師に当ってしまいました。この人が今年のネタの宝庫らしいです。
「変わった苗字だねえ。何処の国?」
「ロシアです」
「そう。ところできみは共産主義者かね?」
洒落だととられなかったらどうするつもりだったのやら。
「はい、というわけで神話学ですが。ええと、これにはとにかく性と暴力ばっかりでばってますので―――だいたい主要キャラのゼウスが浮気大好きと来てますのでね―――そういうのが嫌いな人は、まあ教室から出るなりなんなりと」
そういうこと高校生にいったら誰も出て行かないこと知っているくせに。R指定の授業らしいです。
+次にどんな破天荒なことを言い出すのか楽しみです。
うちの子が!
2002年8月26日+わたしがのほほんと孤独に宮部祭開催していたり(「龍は眠る」読了後ふと手にした有栖川有栖さん「スウェーデン館の謎」文庫本の解説が測らずも宮部みゆきさんでした。馴染みのレストランで偶然憧れの先輩と遭遇したような錯覚)本屋でとりあえず友人(教師)の課題図書らしい本と何故かクリスティの「ABC殺人事件」を手に取ったりスティーブン・キングがステファン・キングのことだったらしいと初めて悟ったり(それなら名前見たことあるヨー、とか似非中国人訛りで言ってみたり)しているうちにも我が最愛の友・PCのゲト子さんは必死に病と戦っていたらしい事実を今日知りました。ごめんよゲト子さん。
+しかしかれこれ四年近いお付き合いをしていますが、彼女がウイルスに感染したのはこれが初めてです。
+結果こんな時間まで孤立無援に(他メンバ全員就寝。裏切り者め)ゲト子さんの病を取り除くべく奮闘していたわけですが(現在午前4:00。二日後には新学期控えている身なのですけれど)。
+処理も正常の速度に戻り、どうやら回復したようです。
+皆様もお気をつけ下さい(なんかもう言われるまでもないですね)
+しかしかれこれ四年近いお付き合いをしていますが、彼女がウイルスに感染したのはこれが初めてです。
+結果こんな時間まで孤立無援に(他メンバ全員就寝。裏切り者め)ゲト子さんの病を取り除くべく奮闘していたわけですが(現在午前4:00。二日後には新学期控えている身なのですけれど)。
+処理も正常の速度に戻り、どうやら回復したようです。
+皆様もお気をつけ下さい(なんかもう言われるまでもないですね)
日下守祭とか(ないない)
2002年8月21日+「魔術はささやく」読了。相変わらずの宮部ワールドでした。どちらかというと「レベル7」の雰囲気に近かったような(「模倣犯」や「ステップファザー・ステップ」よりは)。
+「模倣犯」以来久し振りにスケッチブックなんぞ持ち出して豪快に描き殴ってしまいました。敗因は日下守さん(16)。さあさあ来ましたよいつもの発作が。
+過去の暗さはあの永遠のアイドル塚田真一くんに匹敵するこてこての憂鬱っぷりにも関わらず、本人は至って素直に育って16年。母が急死し、叔母一家に引き取られてからも迫害の日々は続きます。それでも健気に生きる日下少年は人畜無害な顔立ちの美少年。毎晩のランニングを趣味とする彼は小柄ながらも大型スーパー「ローレル」の書籍売り場でバイト中。真面目な人柄で職場でも信頼を得ている現役高校生です。そんな彼の特技は
破鍵。
つまり鍵開け、金庫破り。彼の手にかかれば開かない扉も錠前もありません。もはや職人、玄人の域に達しています。素直で健気と見せかけておいて実はそれだけじゃない聡明さと人間臭さを併せ持った、まさに宮部ミステリの主人公に相応しい魅力溢れる少年なのでした。
+しかしよくおっさん連中に好かれる少年です。
+内容の触りとしては、「二つの自殺と一つの人身事故。一見関連性がないように見える三つの死体を結ぶ一本の糸。怯える女と嘲う男。逮捕されたタクシー運転手の叔父を救うため、日下守は独自に調査を開始する」というような話です。
+宮部先生のミステリは、どちらかというとサスペンスじゃないだろうかと思うのですが、ミステリ推薦本等に紹介されていたりするので、やはりミステリなのでしょうか。かと思えば、この作品が受賞しているのは「日本推理サスペンス大賞」。ミステリとサスペンスの定義って曖昧ですね。実際のところどうなのでしょう、気になります。
+勢いに乗って「龍は眠る」に手を出したいと思います。またしても宮部先生の少年が出てきそうな予感なので、またスケッチブックのページを埋める羽目になるのかと、内心どきどきです。
+「模倣犯」以来久し振りにスケッチブックなんぞ持ち出して豪快に描き殴ってしまいました。敗因は日下守さん(16)。さあさあ来ましたよいつもの発作が。
+過去の暗さはあの永遠のアイドル塚田真一くんに匹敵するこてこての憂鬱っぷりにも関わらず、本人は至って素直に育って16年。母が急死し、叔母一家に引き取られてからも迫害の日々は続きます。それでも健気に生きる日下少年は人畜無害な顔立ちの美少年。毎晩のランニングを趣味とする彼は小柄ながらも大型スーパー「ローレル」の書籍売り場でバイト中。真面目な人柄で職場でも信頼を得ている現役高校生です。そんな彼の特技は
破鍵。
つまり鍵開け、金庫破り。彼の手にかかれば開かない扉も錠前もありません。もはや職人、玄人の域に達しています。素直で健気と見せかけておいて実はそれだけじゃない聡明さと人間臭さを併せ持った、まさに宮部ミステリの主人公に相応しい魅力溢れる少年なのでした。
+しかしよくおっさん連中に好かれる少年です。
+内容の触りとしては、「二つの自殺と一つの人身事故。一見関連性がないように見える三つの死体を結ぶ一本の糸。怯える女と嘲う男。逮捕されたタクシー運転手の叔父を救うため、日下守は独自に調査を開始する」というような話です。
+宮部先生のミステリは、どちらかというとサスペンスじゃないだろうかと思うのですが、ミステリ推薦本等に紹介されていたりするので、やはりミステリなのでしょうか。かと思えば、この作品が受賞しているのは「日本推理サスペンス大賞」。ミステリとサスペンスの定義って曖昧ですね。実際のところどうなのでしょう、気になります。
+勢いに乗って「龍は眠る」に手を出したいと思います。またしても宮部先生の少年が出てきそうな予感なので、またスケッチブックのページを埋める羽目になるのかと、内心どきどきです。
ナルトアニメ化だってさ!
2002年8月17日+二年に一度の一時帰国を宮部漬けで過ごしました。(宮部漬け:北九州の名産物。水気を切ったきゅうりをごま塩、甘酢、エビチリソース等を混ぜ合わせたタレに和え、発酵させたもの。漬け始めてから三日目が食べ頃(嘘))徹夜で3冊読みました。「今夜は眠れない」「我らが隣人の犯罪」「レベル7」です。
+宮部先生の書く少年が好きです。ところで、「我らが」でも「今夜」でも主人公が中学生なのですが、昨今の中学生にとってあの程度の知識は常識なのでしょうか。非常に自信の揺らぐ新事実であります(知らなかった人間)。
+「NARUTO」アニメ化だそうで!(情報遅)いや、来る時が来ましたね、オメデトウゴザイマス!なんだかサスケの声が必要以上に低かったりとかナルトの声がダミ声だったりとか恐ろしい予想がわんさと溢れ出る煮汁のような状態なのですけれども(虎馬)作画はどうでしょう、綺麗だといいですね言わずもがな。NARUTOは動いてこそ魅力が最大限発揮されそうな漫画なので(忍者アクションですからね)気合入ってくれると嬉しいです。
+「アニメ化」と聞いて常に真っ先に妄想突っ走ってしまうのがオープニングなのですが(そして実物を見て赤面するのが習慣)NARUTOはどうでしょう。予想を立ててみます(恥かくだけなのでやめた方が賢明)
一、走るナルト。文字通りナルトが元気一杯のテーマソングと共に突っ走ります。土手の上から森の中、試験会場や波の国までそぞろです。画面には常に主人公然たるナルトが。原色で目がしみます。たまにサスケやサクラやカカシ先生やイルカ先生(当然です)がそれぞれの持ち技を披露しながら(サスケは火を吹くか爆砕点穴をかまします。後者の場合視聴者の「ええ!もうそんなとこまで見せちゃうの?」という心配そうな悲鳴と共に「そこまで確実にやるってことね」という気色の悪いニタリ笑いを目にすることになります)乱入したりします。(分類:仙界伝封神演義)
ニ、分身ナルト。ナルトが多重影分身します。画面一面ナルトだらけ。余計に原色が目にしみます。唐突に(西遊記の分身悟空よろしく)ミニキャラとなったナルトがやはり画面を突っ走ります。そしてサスケやサクラやその他大勢(石投げないで下さい)を結果的に紹介しつつ画面を駆けまわります。(分類:らんま1/2)
エンディングテーマは九尾が出張ってくれると嬉しいです。画面左下の九尾の尾っぽが延々揺れてるだけとかでもいいですから(そこにナルトが寄りかかって昼寝でもしていたらなお宜し)
+さあ恥の伏線はしっかり張りました。実行されるのはいつでしょう。
+宮部先生の書く少年が好きです。ところで、「我らが」でも「今夜」でも主人公が中学生なのですが、昨今の中学生にとってあの程度の知識は常識なのでしょうか。非常に自信の揺らぐ新事実であります(知らなかった人間)。
+「NARUTO」アニメ化だそうで!(情報遅)いや、来る時が来ましたね、オメデトウゴザイマス!なんだかサスケの声が必要以上に低かったりとかナルトの声がダミ声だったりとか恐ろしい予想がわんさと溢れ出る煮汁のような状態なのですけれども(虎馬)作画はどうでしょう、綺麗だといいですね言わずもがな。NARUTOは動いてこそ魅力が最大限発揮されそうな漫画なので(忍者アクションですからね)気合入ってくれると嬉しいです。
+「アニメ化」と聞いて常に真っ先に妄想突っ走ってしまうのがオープニングなのですが(そして実物を見て赤面するのが習慣)NARUTOはどうでしょう。予想を立ててみます(恥かくだけなのでやめた方が賢明)
一、走るナルト。文字通りナルトが元気一杯のテーマソングと共に突っ走ります。土手の上から森の中、試験会場や波の国までそぞろです。画面には常に主人公然たるナルトが。原色で目がしみます。たまにサスケやサクラやカカシ先生やイルカ先生(当然です)がそれぞれの持ち技を披露しながら(サスケは火を吹くか爆砕点穴をかまします。後者の場合視聴者の「ええ!もうそんなとこまで見せちゃうの?」という心配そうな悲鳴と共に「そこまで確実にやるってことね」という気色の悪いニタリ笑いを目にすることになります)乱入したりします。(分類:仙界伝封神演義)
ニ、分身ナルト。ナルトが多重影分身します。画面一面ナルトだらけ。余計に原色が目にしみます。唐突に(西遊記の分身悟空よろしく)ミニキャラとなったナルトがやはり画面を突っ走ります。そしてサスケやサクラやその他大勢(石投げないで下さい)を結果的に紹介しつつ画面を駆けまわります。(分類:らんま1/2)
エンディングテーマは九尾が出張ってくれると嬉しいです。画面左下の九尾の尾っぽが延々揺れてるだけとかでもいいですから(そこにナルトが寄りかかって昼寝でもしていたらなお宜し)
+さあ恥の伏線はしっかり張りました。実行されるのはいつでしょう。
アウトロー。
2002年8月2日+友人R氏に泣いて縋って頼み込み入手してもらった大島渚監督の映画「御法度」、念願叶って観賞してまいりました。重ね重ね御礼申し上げ候。>私信
+雰囲気に呑まれました。しかも余韻が凄いです。わたしは大抵(脳が著しく単純な構造のため)映画を一本観ようものなら数時間それを引き摺るのですが、今回は数時間どころの問題ではありませんでした。暗く湿っぽく狂った雰囲気はわたしの感性にどんぴしゃだったらしいです。何を今更。
+映像が流麗でした。というか本音ぶちまけていいですか、松田龍平さんが綺麗でした。以上。映画前半より後半の彼の顔が好きです。引き締まっているというか、頬のあたりがすっきりしているというか、可愛らしいというか(要はこれです)。日常で唐突に惣三郎がフラッシュバックしたりして。余程龍平さんの個性的な美貌が衝撃だったようです。ええ、もしかして「死びとの恋わずらい」とか観なきゃいけないんですか?
+田代を切る、と予告した惣三郎の壊れた嘲いが底冷えする程怖かったです。あれ程「嘲い」が怖かったのは「踊る大走査線 THE MOVIE」の小泉今日子さん以来です。
+ビートたけしさんとトミーズ雅さんが非常に良い味を出していました。特にトミーズさん。惣三郎に色目を使われてしまった折(余談ですがこの時の惣三郎の笑顔は悩殺ものでした)の「…ええ?」は今月の最大ヒットでした。本当に「…ええ?」ですよね。…ええ?
+「御法度」自分的には大いにヒットでした。
+雰囲気に呑まれました。しかも余韻が凄いです。わたしは大抵(脳が著しく単純な構造のため)映画を一本観ようものなら数時間それを引き摺るのですが、今回は数時間どころの問題ではありませんでした。暗く湿っぽく狂った雰囲気はわたしの感性にどんぴしゃだったらしいです。何を今更。
+映像が流麗でした。というか本音ぶちまけていいですか、松田龍平さんが綺麗でした。以上。映画前半より後半の彼の顔が好きです。引き締まっているというか、頬のあたりがすっきりしているというか、可愛らしいというか(要はこれです)。日常で唐突に惣三郎がフラッシュバックしたりして。余程龍平さんの個性的な美貌が衝撃だったようです。ええ、もしかして「死びとの恋わずらい」とか観なきゃいけないんですか?
+田代を切る、と予告した惣三郎の壊れた嘲いが底冷えする程怖かったです。あれ程「嘲い」が怖かったのは「踊る大走査線 THE MOVIE」の小泉今日子さん以来です。
+ビートたけしさんとトミーズ雅さんが非常に良い味を出していました。特にトミーズさん。惣三郎に色目を使われてしまった折(余談ですがこの時の惣三郎の笑顔は悩殺ものでした)の「…ええ?」は今月の最大ヒットでした。本当に「…ええ?」ですよね。…ええ?
+「御法度」自分的には大いにヒットでした。
パクリです。
2002年8月1日「被告人、望月緋呂は前へ」
カンカン。
「被告人は宮部みゆき氏の著作『理由』を自身の勝手な思い込みによって『わけ』と発音していたことを認めますか」
「認めます、ですが昨今のルビ事情ではそれも詮無いことと」
カンカン。
「被告人は許可なく発言してはいけない。『本気』を『マジ』と読ませてみたり、『都市』を『シティ』と読ませてみたりと、昨今の日本語は乱れに乱れている。被告人の犯行はこの風潮を助長している。被告人は有罪である」
「そんな!出典があまりにも古過ぎます!」
カンカン。
「被告人は即刻『国語の時間に当てられて大いに狼狽しながら音読し、うっかり『決闘』を『デュエル』と発音してA中三年B組全員に白い目で見られる』刑に処す。それ、引っ立てい!」
ずるずるずるずる。
「そんな…いやだ…いやだー!」
「次。『封神演義』を『ふうしんえんぎ』と読み違えた件だが」
カンカン。
「被告人は宮部みゆき氏の著作『理由』を自身の勝手な思い込みによって『わけ』と発音していたことを認めますか」
「認めます、ですが昨今のルビ事情ではそれも詮無いことと」
カンカン。
「被告人は許可なく発言してはいけない。『本気』を『マジ』と読ませてみたり、『都市』を『シティ』と読ませてみたりと、昨今の日本語は乱れに乱れている。被告人の犯行はこの風潮を助長している。被告人は有罪である」
「そんな!出典があまりにも古過ぎます!」
カンカン。
「被告人は即刻『国語の時間に当てられて大いに狼狽しながら音読し、うっかり『決闘』を『デュエル』と発音してA中三年B組全員に白い目で見られる』刑に処す。それ、引っ立てい!」
ずるずるずるずる。
「そんな…いやだ…いやだー!」
「次。『封神演義』を『ふうしんえんぎ』と読み違えた件だが」
ナイアガラ
2002年7月31日+二度目のナイアガラ旅行でした。成長し続ける某鼠の帝國(漢字で書くと何やらおぞましい感じ)ではあるまいし、そんなに頻繁に行くところでもないでしょうに。所謂「宿命」です。
+やはり北アメリカの大滝は以前と全く変わらぬ姿であらせられました。これ以上どうしろと。
+諸悪の根元もとい、二度目のナイアガラ来訪の理由である遠路遥々やってきなすった肝心の叔父一家も何となく上の空。それが時差呆けのためなのかそれとも元々の性格であるのかはわたしの知るところではございやせん。知るもんか。
+仕舞いには叔父の末娘である二歳の御子は高熱(摂氏39.7度)を打ち出しててんやわんやです。しかし周囲の心配を尻目に当人はぴんぴん。飛び跳ねるはわがままだは癇癪起こすはのやりたい放題です。
+将来わたしが少子化の解消に貢献するとは期待しないでください。
+カナダの食事は非常に旨かったです。
+齢十六にしてようやく悟ったこと。「客。それは自らがなるもの。(迎えることだけは決してしてはいけない)」。
+数日後に夢の国へ旅立つ際にはわたしはれっきとした客ですので、壊れかけた笑みが浮かぶばかりです。
+とある日本人実業家さんの土産物チェーン店(最早ぼかしていない)にて、ちょっとしたお買い物をしました。カウンターで店員さんにカナダに住んでいるのかとこっそり尋ねられたので、正直に米国ですと答えたら、気の毒そうな顔をされてしまいました。なんでもオーナーの意向で、地元の日本人には15%割り引きしてくれる筈だったそうです。「カナダに住んでればよかったねえ」などと冗談を言いつつ会計を済ませ、後でレシートを見てみたらしっかり15%引いてくれていました。何故か無性に嬉しかったです。
+人生頑張ります。
+やはり北アメリカの大滝は以前と全く変わらぬ姿であらせられました。これ以上どうしろと。
+諸悪の根元もとい、二度目のナイアガラ来訪の理由である遠路遥々やってきなすった肝心の叔父一家も何となく上の空。それが時差呆けのためなのかそれとも元々の性格であるのかはわたしの知るところではございやせん。知るもんか。
+仕舞いには叔父の末娘である二歳の御子は高熱(摂氏39.7度)を打ち出しててんやわんやです。しかし周囲の心配を尻目に当人はぴんぴん。飛び跳ねるはわがままだは癇癪起こすはのやりたい放題です。
+将来わたしが少子化の解消に貢献するとは期待しないでください。
+カナダの食事は非常に旨かったです。
+齢十六にしてようやく悟ったこと。「客。それは自らがなるもの。(迎えることだけは決してしてはいけない)」。
+数日後に夢の国へ旅立つ際にはわたしはれっきとした客ですので、壊れかけた笑みが浮かぶばかりです。
+とある日本人実業家さんの土産物チェーン店(最早ぼかしていない)にて、ちょっとしたお買い物をしました。カウンターで店員さんにカナダに住んでいるのかとこっそり尋ねられたので、正直に米国ですと答えたら、気の毒そうな顔をされてしまいました。なんでもオーナーの意向で、地元の日本人には15%割り引きしてくれる筈だったそうです。「カナダに住んでればよかったねえ」などと冗談を言いつつ会計を済ませ、後でレシートを見てみたらしっかり15%引いてくれていました。何故か無性に嬉しかったです。
+人生頑張ります。